今回、第29期は8名の学生様にご参加いただきました。それぞれ個性的で秀逸な作品をご提案いただきました。洋服をおしゃれに見せるための収納のご提案をいただいた落合春奈さんの「Wall Clothing」が最優秀作品賞に選出されました。これまでにない竹を使用した部屋をご提案いただいた五十嵐宝さんの「竹の部屋」が優秀賞に、倉俣史朗氏の作品にインスパイアを受けた山田敦士さんの作品が特別賞を受賞されました。個人的には、若さゆえの向こう見ずさや情熱が伝わってきた「釣り糸ハウス」が印象に残りました。
GREEN UP
ニコラス リー キン サンさん
建築・インテリア・環境デザインコース
1回生
ニコラス リー キン サンさん
\自己紹介/
マレーシア出身の22歳です。
空間や場所を使う人の「オンリーワン」をデザインできる人になりたいです。
光がちゃんと入って、大きな窓がある部屋
人の住む空間を見たり観察したりすることが好きなので、観察を通じて人の習慣や興味、好きなこと、性格を知ることができ、面白いと感じた為。
第29期
GREEN UP
concept
自然や緑をメインとして飾る部屋。
緑に囲まれて一人が暮らす空間でも活気に満ち溢れて、新鮮な酸素で満たされる。
target
・自然が好きな人
・植物を植えてみたい人
・部屋に活気を与えたい人
提案の説明
\学生様コメント/
植物を置く棚や台をプランとしてデザインしたく、できれば大きめの鉢を置きたい。
ほぼ毎日学校と家を行き来しているので、家に帰ったら誰もいなくて寂しさを感じる。
そう感じるのは恐らく私だけではないと思うので、「GREEN UP」という名前は「GROW UP」からGREENはもちろん植物で、
UPは一人でも自分が育て植物と一緒に成長したいという意味を込めています。
審査員コメント
勝野先生
日常に寂しさを感じることもある一人暮らしの空間に、癒しを求めて植栽を活かす+ステンレスフレームで構成するデザインを提案。システムには無印の既製品フレームを使用し、形態も何通りかに変えることができ、ディスプレイと収納的機能を盛り込むことを考案。賃貸住宅の条件である「荷重強度、倒れたり落ちたり危険がないこと」を検討し、システム家具を空間全体に設置し、たくさんの植栽のディスプレイと収納的用途に使えるようにできれば、素敵な空間になりそうです。難しい日本語でのプレゼンテーションも事前に日本語のテキストをよくまとめてあり、理解しやすかったです!
中澤
グリーンと棚の融合ができれば面白いと思います。
岡林
コンセプトがしっかりしていて、プラン作成までの過程もよくわかりました!梯子とグリーンは部屋のアクセントになって良いなと思っていたら、収納機能やディスプレイ機能も考えられている点がすごいなと思いました!
アクセントにあわせて、他の内装も考えていただけたら嬉しいです。
評価グラフ
緑で部屋を飾りたい。
寂しさを感じないように植物と一緒に成長したい。
審査員コメント
勝野先生
日常に寂しさを感じることもある一人暮らしの空間に、癒しを求めて
植栽を活かす+ステンレスフレームで構成するデザインを提案。シス
テムには無印の既製品フレームを使用し、形態も何通りかに可変でき、
ディスプレイと収納的機能を盛り込むことを考案。
中間発表から内容を進化させられずに諦めてしまったことが残念です。
具体的なデザインがもっとアイデアに出てくると、今までにない素敵
な空間になりそうなので、また同じコンセプトで継続チャレンジを期待しています!
中澤
グリーンと棚の融合。発想は良いが、パース等でもっとイメージできるようにしてほしかった。
細田
植物を取り入れることはとても良いと思ったが、例えば天井から植物を垂らすなどもうひとひねりあってもいいかと思った。
評価グラフ
総評
今回、第29期は8名の学生様にご参加いただきました。それぞれ個性的で秀逸な作品をご提案いただきました。洋服をおしゃれに見せるための収納のご提案をいただいた落合春奈さんの「Wall Clothing」が最優秀作品賞に選出されました。これまでにない竹を使用した部屋をご提案いただいた五十嵐宝さんの「竹の部屋」が優秀賞に、倉俣史朗氏の作品にインスパイアを受けた山田敦士さんの作品が特別賞を受賞されました。個人的には、若さゆえの向こう見ずさや情熱が伝わってきた「釣り糸ハウス」が印象に残りました。
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