木と住む部屋
田村 優衣さん
建築・インテリア・環境デザインコース
1回生
田村 優衣さん
初参加の田村さんです！
今回は女性ならではの可愛らしいデザインの作品をお作りいただきました♪
ツリーに見立てた柱はインテリアとしても素敵ですね。
トリマー
大学卒業生の方の作品に一目惚れしたから。
第20期
木と住む部屋
concept
・木と住む部屋
・用途の違う4台を1つにまとめた机
target
・机の上が散乱しやすい人
・メイクをする人
提案の説明
木に見立てた柱をお部屋に設置します。
柱は机になっており、4面（勉強・趣味・ドレッサー・ダイニング等）違う用途でお使いいただくことができます。
枝部分には洗濯物を干したり、物を飾っていただいたりと、自由に使っていただけます。
審査員コメント
中澤
設置予定の「ツリー」が機能性とデザイン性の両方を備えている点が良かったです。完成を見てみたいですね。
松本先生
木の模型が4面の使い分けをよく表現していました。実際にどう作るか？どう固定するか？など、図面を描いてみて、考えていきましょう。
小林先生
とても分かりやすい提案とプレゼンでした。デザイン自体も可愛らしく、世界観が表現できていると思います。造作のデティールと他の家具との関係性を詰めていってほしいです。
沖安
しっかりデザインされていて良かったです。使ってみたいなと思いました。生活のイメージができると更に良くなると思います。
岡林
ただ「木」のかたちをした物を設置するだけでなく、使う面によって用途を変えられるという点が良かったです。花も可愛らしいので、実際に飾り付けてほしいです。
施工スタッフ
木の枝部分をどのように取り付けるか、天板には強度が必要です。
評価グラフ
ワンルームに住んでいて、机が1つしか置けないことが不便でした。そこで、4つの用途の机を1つにまとめた机を考えました。用途によって天板の大きさを工夫しました。柱に付いている枝には洗濯物を干せたり、好きな物を飾ることができます。作り物の「木」ですが、部屋の中にいても自然を感じていただけたらいいな、と思います。
審査員コメント
中澤
インパクトがあり、部屋を案内した時にも印象に残るようなデザインだと思います。
松本先生
図面もよく描けました！欲を言えば、図面検討段階で変更した箇所を模型でも修正できているとよりプレゼンとしては完璧でしたね！
小林先生
タイトル・コンセプトページの写真がすごく分かりやすかったです。木の什器を本物の木のように見せる工夫をもう少ししても良い気がします。
沖安
さまざまな使い方ができる点が良いと思います。施工面・コストを考えられていたら、もっと良かったと思います。
岡林
机の固定をどのようにするのか少し心配ですが、とても可愛らしいデザインだと思いました。花の飾りは取り外し可能にすれば男性にも需要がありそうです。
施工スタッフ
全体的に強度が足りないので、そこをどう改善していくかが問題です。
評価グラフ
総評
京都芸術大学様との室内リフォームプロジェクト「StamP！」は、今年で10年目となりました。これまで多くの作品を提案いただき、商品として市場に出してきましたが、２回転目、３回転目になるお部屋も出てきていますが、いずれも退去後、早々に決まっています。
今回は、８名の学生さんに参加いただきました。
これまでと違い、コロナ禍ということで、中間発表・最終発表ともにZoomによるプレゼン形式でしたが、パソコンの画面が近いため、提案シートも見やすく、学生さんの表情や声も近くに感じることができ、内容が良く伝わってきました。
そんな中、最優秀賞は濱崎さんの「海の中」。海の中にいるような落ち着ける空間のご提案で、ラグの制作や壁面の塗装はご自身で行っていただけるところも高評価でした。優秀賞は、佐藤さんの「hakou(波光)」で、天井にフレームを取り付け、そこに布を垂らすことで、波の光を感じる空間にするというご提案でした。特別賞は違った用途での使用が可能な木を模した机をご提案いただいた田村さんの「木と住む部屋」でした。
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